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パンフレットとリーフレットの違いとは?チラシやカタログも含めて詳しく解説

パンフレットとリーフレットの違いとは?チラシやカタログも含めて詳しく解説

01.052024
CATEGORYグラフィック


パンフレットとリーフレットは、日常生活からビジネスに至るまで、多くのシーンで使われている印刷物です。しかし、あらためてこれらの違いを聞かれると、上手く説明できない方も多いのではないでしょうか。パンフレットとリーフレットの効果を最大限活かすためには、それぞれの違いを理解しておくことが不可欠です。

そこで今回は、パンフレットとリーフレットそれぞれの特徴や違いについて、基本から詳しく解説していきます。また、チラシやカタログなど、似た意味で使われる印刷物との違いについても取り上げます。
これからパンフレットやリーフレットを制作しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

パンフレットとは?


制作実績:株式会社ナチュラルウィル様 / 製品パンフレット

パンフレットとは、複数の紙を中綴じして作られることが多い印刷物です。中綴じとは、背の部分を針金やホッチキスで留める製本方法で、パンフレットのように、簡易的な冊子を作る際に使われます。

パンフレットは、本屋さんで売られているような冊子と比べると簡易的なものですが、複数のページがあることから、多くの情報を掲載できる点が特徴的です。そのため、会社案内から広報誌、商品の販促用に至るまで、さまざまな用途で使用されています。

ちなみに、パンフレット(pamphlet)という名称は英語由来で、かつて実在した「パンフィルス」という人物の名前から来ています。語末にある “let” は「小さい」という意味で、パンフィルスさんが出した小さな詩集が人気になり、そこから小冊子を “pamphlet” と呼ぶようになりました。

リーフレットとは?


リーフレットとは、1枚の紙を折って複数のページに分けている印刷物です。普通1枚の紙は、表面と裏面で2ページ分にしかなりませんが、2つ折りすれば左右に分かれて4ページ、3つ折りすれば左・中央・右で計6ページに分けられます。これを応用して作られているのがリーフレットです。

リーフレットは、折る回数を増やせば増やすほどページ数を確保できますが、折り過ぎると読みやすさが失われてしまいます。そのため、一般的には2つ折りか3つ折りのものが多く使われています。
1枚の紙を折るため、リーフレットは縦長の形状のものが多いのが特徴です。そのため、パンフレットよりも手に取ったり持ち運んだりしやすく、観光地の施設案内や、イベントやキャンペーンなどの案内などにもよく使われます。
なお、リーフレット(leaflet)の語源も英語で、「1枚の葉(leaf)のように小さな(let)冊子」という意味です。

パンフレットとリーフレットの違い

パンフレットとリーフレットの違いは、一言で言うと使われる紙の枚数にあります。
パンフレットは複数枚の紙をまとめて作りますが、リーフレットは1枚の紙を折って作ります。そのため、紙が2枚以上使われていればパンフレット、1枚だけならリーフレットと判断すればよいでしょう。
使われる紙の枚数が違う結果、掲載できる情報量にも違いが生まれます。そのため、多くの情報を詳しく伝えたい場合はパンフレット、コンパクトかつ端的にまとめて伝えたい場合はリーフレットが適しています。

パンフレット・リーフレットと他の印刷物の違い


ここでは、「チラシ」「フライヤー」「カタログ」という、パンフレットとリーフレットに似た印刷物について、それぞれの違いを確認しておきましょう。

チラシとの違い

チラシとは、1枚の紙で作られる印刷物です。
紙1枚という点ではリーフレットと同じですが、リーフレットが折りによってページに分けていた一方、チラシは1枚の紙をそのまま使う点に違いがあります。片面印刷なら1ページ、両面印刷なら2ページ分のチラシになりますが、それ以上のページには分けられません。

チラシは、パンフレットのように綴じる必要がないため、安く大量に印刷できる点が特徴的です。そのため、ポスティングしたり新聞に折り込んだりと、さまざまなシーンで使用されています。
ちなみに、チラシは日本語の「散らし」を語源としていて、方々に撒き散らすことから、このように呼ばれるようになったようです。

フライヤーとの違い

フライヤーもチラシと同様、1枚の紙で作られる印刷物です。というより、フライヤーは英語由来の言葉なので、日本語で言うか英語で言うかの違いに過ぎません。
そのため、両者の間に本来違いはありません。しかし、実際はイベントなどで配布されるものをフライヤー、ポスティングや新聞折り込みのものをチラシと呼び分けることが多いです。フライヤーの方がおしゃれな響きに感じられるからでしょう。

カタログとの違い

カタログとは、複数の紙を使って製本され、多くの情報を掲載している印刷物のことです。
複数の紙を使っている点ではパンフレットと同様ですが、ページ数はカタログの方が多い傾向にあります。

そのため、パンフレットが簡易的な中綴じ製本なのに対し、カタログは背表紙付きのしっかりした無線綴じ製本で作られることが多いです。
カタログは、たとえば自社の製品の総覧だったり、色見本だったりと、情報を網羅的に掲載する際によく使われます。そのため、パンフレットよりも重量があることが多く、気軽に持ち運ぶというより、腰を据えてじっくり読む前提で使用されます。

まとめ

今回は、パンフレットとリーフレットについて、それぞれの特徴や違いを詳しく確認してきました。
パンフレットは複数の紙を綴じて作られ、リーフレットは1枚の紙を折って作られた印刷物です。記載する情報量や配布するシーンなどによって、どちらが適しているかは変わってきます。記事の後半で扱ったチラシやカタログを含め、それぞれの特徴を理解したうえで、最適な印刷物を選ぶようにしましょう。
弊社CREED BANKでは、パンフレットやリーフレットなどのクリエイティブの制作サービスを承っております。本文の作成やデザインを含め、貴社のニーズに合ったクリエイティブを制作いたします。
パンフレットやリーフレットに関して何かお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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