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レンタルサーバーとは?仕組みやできること、主な種類について解説

レンタルサーバーとは?仕組みやできること、主な種類について解説

02.022024
CATEGORYWEB保守・管理


個人でブログを始めたり、企業で新規にECサイトを立ち上げたりするにあたって、多くの方が「レンタルサーバー」を利用しています。しかし、ITに詳しくない方の場合、その仕組みや種類などについて、さまざまな疑問点があることでしょう。

そこで今回の記事では、レンタルサーバーとは何かという基本から、レンタルサーバーでできること、レンタルサーバーの種類などについて、詳しく解説します。
これからレンタルサーバーの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもサーバーとは何か

そもそもサーバーとは、WEBサイトなどの情報を保管し、必要に応じて提供するためのコンピュータのことです。
たとえばWEBサイトを閲覧する際、まずパソコンやスマートフォンからサーバーに要求が行きます。その後、サーバーに保存されているデータが端末に提供され、無事画面上にWEBサイトが立ち上がる仕組みになっています。私たちが普段さまざまなWEBサイトをスムーズに閲覧できるのは、それらがサーバーに情報を保管しているからなのです。

なお、私たちが普段使っているパソコンやスマートフォンなども、文書や動画、写真などのデータを保存しているため、一種のサーバーといえます。しかし、WEBサイトなどを運用するためには、もっと大容量かつハイスペックが要求されるため、別途サーバー機器を用意する必要があります。
その際、新規でサーバーを用意するとなると数十~数百万円のイニシャルコストが必要です。また、災害によるデータ消失や盗難に備える手間や、常時稼働させておくための維持費もかかります。その結果増えてきたのが「レンタルサーバー」のサービスなのです。

レンタルサーバーの仕組み

レンタルサーバーとは、複数のサーバーを所持する事業者が、そのサーバーを貸し出ししてくれるサービスのことです。事業者の施設に物理サーバーが設置されていて、インターネットを経由し、そこに利用者のデータを保存させてもらう仕組みになっています。
レンタルサーバーを利用する最大のメリットは、自身でサーバーを保有しなくて済む点です。サーバーの設置場所が必要ないのはもちろん、維持費やメンテナンス代なども気にしなくて済むので、初心者でも安心して利用できます。また、毎月のレンタル料金で使用できるため、サーバー利用にかかるコストを安くできる点も大きなメリットでしょう。

一方、レンタルサーバーの種類によっては、カスタマイズ性が低かったり、十分な容量が確保できなかったりなどのデメリットが発生する可能性があります。そのため、ニーズに合った種類を選ぶことが大切です。具体的なレンタルサーバーの種類については、後ほど詳しく説明します。

レンタルサーバーとドメインの関係

レンタルサーバーを利用する際は、ドメインについても理解しておかなければなりません。
ドメインとは、URL(https://○○○/)やメールアドレス(abcde@○○○)に使用される文字列です。WEBサイトを建物だとした場合、サーバーは「土地」、ドメインは「住所」に相当します。
土地がなければ建物が建てられないのはもちろん、住所がなければ誰もそこを訪れてくれません。そのため、WEBサイトなどを立ち上げる際は、サーバーとドメインの両方を用意する必要があるのです。

レンタルサーバーでできること


レンタルサーバーを利用すると、WEB上で色々な活動ができるようになります。
ここでは、レンタルサーバーでできることの代表例を3つご紹介します。

ホームページやブログの運営

レンタルサーバーの利用で最も多いのが、ホームページやブログの運営です。
個人にしても企業にしても、ホームページやブログのために自前のサーバーを用意するとなると、多額の資金が必要となります。しかし、レンタルサーバーなら月額数百円程度から実現が可能です。
近年では、HTMLの知識がなくても、WordPressなどのCMSで初心者にも簡単にホームページ制作ができるようになりました。その結果、手軽にホームページを作れる選択肢として、レンタルサーバーの利用者も増えてきています。

独自メールアドレスの運用

先述の通り、レンタルサーバーの利用時にはドメインも併せて取得するのが一般的です。そして、ドメインがあれば、それを使ってメールアドレスを作れます。特に、世界に1つしかない独自ドメインを取得しておけば、オリジナルのメールアドレスにすることが可能です。
Gmailなどのフリーメールは、ビジネスなどで使うと信憑性に欠ける可能性があります。その点、独自ドメインは、既に使用されているものでなければ、任意に文字列を設定可能です。そのため、自社の屋号やサービス名と関連したものに設定すれば、信頼感を演出でき、ブランディングにも好影響を与えられるでしょう。

ECサイト・アフィリエイトサイトの運営

レンタルサーバーは、営利目的のECサイトやアフィリエイトサイトでも使用可能です。
企業でECサイトを立ち上げる場合、ひと昔前は自社でサーバーを用意するのが当たり前でしたが、現在ではレンタルサーバーを利用する企業が増えています。また、独自ドメインを取得してサーバーをレンタルすれば、個人ブログでもアフィリエイト広告を貼って収益化することが可能です。

レンタルサーバーの種類


レンタルサーバーは大きく分けると、以下の4種類に分けられます。

  • 共用サーバー
  • 専用サーバー
  • VPS(仮想専用サーバー)
  • クラウドサーバー

それぞれに特徴が異なるので、目的に合ったレンタルサーバーを利用することが大切です。1つずつ詳細を確認していきましょう。

共用サーバー

共用サーバーとは、1台のサーバーを複数人で共用するサービスです。レンタルサーバーの中で最も一般的かつ安価なので、初心者から利用しやすいサービスだといえます。
共用サーバーを住宅にたとえると、1つの建物をみんなで使う「シェアハウス」のようなイメージになります。シェアハウスはキッチンや浴室、トイレなどを共用するため、一般的な住宅より家賃が安いです。また、共用部分のメンテナンスは管理会社がやってくれるので、自分で掃除をする手間を省けます。これと同じことが共用サーバーにもいえ、利用料の安さと、維持の簡単さが大きなメリットとなります。

一方、シェアハウスで誰かがたくさんの来客を呼んだら、他の同居人が暮らしにくくなりますよね。それと同様に、共用サーバーでは他のユーザーの影響を受けやすく、回線速度が遅くなる可能性があるので注意が必要です。また、自分好みにカスタマイズするのも難しいといえるでしょう。

専用サーバー

専用サーバーとは、1つのサーバーを丸ごと1つレンタルできるサービスのことです。
専用サーバーを住宅にたとえると「一戸建て」になります。一戸建てはシェアハウスに比べて、空間の余裕があり、たくさんの来客を呼べ、家具や調度品なども好みのもので揃えられます。これと同様に、専用サーバーはアクセスが多くても安定性があり、自身にあった仕様にサーバーをカスタマイズできる点が大きなメリットです。

その一方、何か不具合があった際は、自身で対応しなければならない点には注意が求められます。また、他の形式のレンタルサーバーに比べて、月々のレンタル料金も高い傾向にあるので、事前に金額を確認しておくようにしましょう。

VPS(仮想専用サーバー)

VPSは “Virtual Private Server” の略で、日本語にすると「仮想専用サーバー」の意味です。簡単に言うと、1つのサーバー機器(物理サーバー)の中に、複数のサーバー(仮想サーバー)を作り、それぞれを別々の人に貸し出すイメージになります。
VPSを住宅にたとえると「マンション」が近いです。1つの建物を複数人で分ける点ではシェアハウスと同様ですが、マンションは一戸ごとに区切られています。そのため、仮に他の部屋に来客が殺到したとしても、その影響はほとんど受けません。また、キッチンや浴室などもある程度自分好みにカスタマイズが可能でしょう。

これと同様に、VPSは安定性とカスタマイズ性が高いものの、専用サーバーよりは安価で利用できる点が大きなメリットです。
ただし、専用サーバーと同様に、何か不具合があった際はある程度自力で対応しなければなりません。また、カスタマイズするために最低限の知識が求められるので、初心者には難しい点にも注意が必要です。

クラウドサーバー

クラウドサーバーとは、VPSと同様に、1つの物理サーバーの中に複数の仮想サーバーを作るサービスです。VPSとの違いは、各仮想サーバーのサイズが統一されておらず、必要に応じてサイズを増やしたり減らしたりできる点にあります。
クラウドサーバーを住宅にたとえると、現実的には難しいですが、「各戸で間取りが違うマンション」だといえます。そのマンションでは、ある人は6LDの大きな部屋で暮らし、ある人は1Kの小さな部屋で暮らしています。しかも、「1Kだと狭いから来月は2LDに変えよう」、反対に「6LDKは広すぎたから、3LDKに縮小しよう」などと思えば、それが実現できます。
前述したVPSの場合は、一度契約したらずっと同じ容量(間取り)のままですが、クラウドサーバーの場合は、容量を必要に応じて変更できます。そのため、より自由な使い方をしたい方にはおすすめのサービスだといえるでしょう。

ただし、クラウドサーバーの利用料は月額固定ではなく、使用量に応じた従量課金制になっているのが一般的です。そのため、利用量によっては他のレンタルサーバーより費用が高くなりやすい点には注意しましょう。また、各種カスタマイズやメンテナンスの負担もあるので、ある程度WEBサイト構築に慣れた方向けのサービスだといえます。

まとめ

今回は、レンタルサーバーとは何かについて、できることや具体的な種類を交えつつ、詳しく確認してきました。
レンタルサーバーとは、WEBサイトのデータを保管するサーバーを貸してもらうサービスです。自前でサーバーを保有する必要がなく、初期投資も安く済むため、個人のブログから企業のECサイトに至るまで、幅広い用途で利用されています。

弊社CREED BANKでは、ホームページ制作サービスを実施しております。レンタルサーバーの利用も含め、基本からサポートさせていただきます。これからホームページ制作を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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