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ロゴマークとロゴタイプは何が違う?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説

ロゴマークとロゴタイプは何が違う?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説

07.072023
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企業の認知度向上や、商品・サービスのブランディングに効果的なロゴですが、実は「ロゴマーク」と「ロゴタイプ」の2種類があることをご存知ですか?
ロゴの効果を最大限に活かすためには、ロゴマークとロゴタイプそれぞれの違いを知り、効果的に使い分けていく必要があります。
この記事では、ロゴマーク・ロゴタイプそれぞれの詳細を確認し、何が違うのか、どちらを選ぶべきなのかについて、詳しく確認していきます。
これから企業ロゴや商品ロゴの作成を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ロゴタイプ・ロゴマークの特徴と違い

ひとくちに「ロゴ」といっても、実際は「ロゴタイプ」と「ロゴマーク」の2種類に分けられます。
ここでは、それぞれのロゴの特徴と違いについて、詳しく確認していきましょう。

ロゴタイプとは?

ロゴタイプとは、社名や商品名などを表す文字列を、そのままデザインにしたものです。身近なロゴタイプとしては、検索エンジン大手の「Google」や「Yahoo!」などが挙げられます。
ロゴタイプには、社名や商品名がダイレクトに反映されているため、それら名称を消費者に向けて効果的にアピールし、認知度アップを図ることができます。
ちなみに、ロゴタイプの「タイプ」はもともと「活字」を表しています。活版印刷が行われていた時代、通常は1文字ずつ活字を作成するところ、2文字以上をまとめて1つの活字にする「合字」という技術も存在しました。合字にはおしゃれな意匠が施されることが多かったため、それを由来として、文字ベースのロゴはロゴタイプと呼ばれているのです。

ロゴマークとは?

ロゴマークとは、企業やブランドのイメージを図案化したシンボルマークのことです。身近な例としては、「Apple(アップル)」のリンゴのマークや、「Starbucks(スターバックス)」の人魚のマークなどが有名でしょう。
人間の脳には、文字から得られる意味情報よりも、デザインなどの視覚情報の方が記憶に残りやすい性質があります。そのため、効果的なロゴマークを活用すれば、見る人の記憶に残りやすくなるメリットが得られます。
実際、上記2社のロゴマークが付いていれば、社名が無かったとしても、その企業の商品やサービスであることがわかるはずです。
ちなみに、ロゴマークという呼び方は主に日本で使われる和製英語です。海外では同様のものを「シンボルマーク(symbol mark)」と呼び、日本では両方の呼び方が混在しています。

ロゴタイプとロゴマークは何が違う?

以上をまとめると、ロゴタイプとロゴマークの違いは、企業名や商品名などの「文字がベースになっているか否か」とまとめられます。
デザイン性が高いものであっても文字ベースならロゴタイプであり、シンプルでも図案ベースならロゴマークということです。
なお、ロゴタイプとロゴマークを一緒に使用するケースもあり、こちらは単に「ロゴ」と呼ばれることが多いです。代表的な例としては、社名の下にスマイルマークが付いた「Amazon(アマゾン)」などが挙げられます。

ロゴタイプとロゴマークはどちらを選ぶべき?

初めてロゴを作成する場合、ロゴタイプとロゴマークのどちらを採用するべきか迷ってしまうでしょう。
結論から言うと、ロゴタイプとロゴマークはそれぞれにメリット・デメリットが異なるので、一概にどちらがよいと言い切ることはできません。効果的なロゴを作るためには、双方のメリットとデメリットを比較したうえで、自社のブランディングに合った方を選ぶことが重要です。
ここでは、ロゴタイプとロゴマークそれぞれのメリット・デメリットについて、詳細を深掘りしていきましょう。

ロゴタイプを選ぶメリット・デメリット

ロゴタイプを採用する最大のメリットは、自社名や商品名の認知度を高められる点です。そのため、新規に起業したばかりのスタートアップ企業などの場合は、恩恵が大きいといえるでしょう。
その一方、ロゴタイプには長い社名や商品名とは相性が悪いというデメリットもあります。また、日本語をデザインベースにしたロゴタイプだと、海外の人には訴求しづらい点にも注意が必要です。そのため、グローバルな市場で勝負していく場合は、アルファベットを使用したロゴタイプにすることをおすすめします。

ロゴマークを選ぶメリット・デメリット

ロゴマークを採用するメリットは、文字よりも記憶に残りやすく、ブランドの象徴(シンボル)として愛着を持ってもらいやすい点です。
印象に残るロゴマークを作成できれば、製品の一部にデザインとして取り入れ、自社のブランディングに統一感を与えることができます。また、図案イメージは言葉の壁を超えるので、日本国外のユーザーにアプローチする際にも効果的でしょう。
その一方デメリットとしては、ロゴマークだけでは社名の認知度を高めるのが難しい点が挙げられます。そのため、既に高い認知度を誇る企業であれば効果が高いですが、まだ起業して間もない場合には、充分な効果を得られない可能性があります。

迷ったら両方を組み合わせるのもおすすめ

以上のように、ロゴタイプとロゴマークはそれぞれメリット・デメリットが異なるので、迷った場合は両方を組み合わせるのもおすすめです。
ロゴタイプとロゴマークを組み合わせれば、両者のメリットが得られるのはもちろんのこと、必要に応じて「ロゴタイプだけ」「ロゴマークだけ」と、分割して使用することもできます。たとえば、知名度が低いうちは組み合わせたものを使い、認知され始めてきたらロゴマークだけを使うなどといった応用も効くでしょう。
ただし、ロゴタイプとロゴマークを組み合わせる場合は、それぞれのデザインに統一感が生まれるよう注意しましょう。
別々にデザインしたものを無理やり組み合わせると、かえって企業イメージを損なってしまう可能性もあります。そのため、先々ロゴタイプとロゴマークを組み合わせるビジョンがある場合は、両方を同時にデザインするのがおすすめです。

まとめ

今回は、ロゴと一括りに語られがちな、ロゴタイプとロゴマークの特徴や違いについて、詳しく確認してきました。
ロゴタイプは文字ベースで、ロゴマークはデザインベースという違いがあり、それぞれにメリットとデメリットが異なります。企業の方向性によってどちらが適しているかは異なるので、それぞれの特徴を理解したうえで、適切なものを選びましょう。
弊社CREED BANKでは、企業ロゴや商品ロゴの制作を承っております。ロゴタイプ・ロゴマークそれぞれはもちろん、両方を組み合わせたものも制作可能です。
新しく自社ロゴを作ることを検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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