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URLの「www」あり・なしの違いとは?統一すべき理由・設定方法を紹介

URLの「www」あり・なしの違いとは?統一すべき理由・設定方法を紹介

03.252024
CATEGORYWEB制作

WEBサイトのURLには、「www」が付いているものと付いていないものがあります。これからWEBサイトを作るにあたって、wwwのあり・なしのどちらを選ぶべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そもそもwwwとは何かという点から、wwwあり・なしの違いや統一すべき理由、具体的な設定方法などについて、詳しく解説していきます。
新しくWEBサイトを作る方や、既存サイトのURLでwwwあり・なしが混在していて対応に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

wwwとは何か?

WEBサイトのURLにある「www」の文字列は、「ワールド・ワイド・ウェブ(World Wide Web)」の頭文字を取ったもので、WEBサイトのホスト名を表しています。
ホスト名は、その後ろにあるドメイン(○○.jp等)とあわせて、WEBサイトのデータが保管されているサーバーを指示する役割を果たしています。
ユーザーがWEBサイトにアクセスする際、これらの情報をもとにサーバーからデータが提供され、その結果WEBサイトがブラウザ上に表示される仕組みです。このような仕組みから、URLはよくWEBサイトの住所にたとえられます。その意味では、wwwは住所で言うところの、郵便番号のような役割を果たしているといえるでしょう。

wwwのあり・なしによる違いとは?

WEBサイトのURLにwwwがあるかどうかには、実質大きな違いはありません。そのため、基本的にはどちらでも好きな方を選べます。
そもそもwwwは、インターネットの発案者が「世界中に広がる蜘蛛の巣」にたとえて「ワールド・ワイド・ウェブ」と名付けたことから、慣例的にWEBサイトのホスト名として使用されてきました。
そのため、インターネットが普及して間もない時代では、このwwwの有無によって、その文字列がURLであるかどうかが見分けられていました。しかし、現代ではインターネットが十分に普及し、wwwが無くてもURLだと認識しやすくなったこともあり、wwwを省くことも多くなってきています。

wwwあり・なしそれぞれのメリット

wwwがあるメリットとしては、一目でWEBサイトのURLだと認識してもらいやすい点が挙げられます。
そのため、比較的年齢層の高いユーザーにアプローチしたり、企業としての安全性を強く押し出したりしたい場合は、wwwありのURLが選ばれることが多いです。
一方、wwwなしのメリットとしてはURLを覚えてもらいやすい、打ち込みやすいという点が挙げられます。
特にスマートフォンなどでURLを手入力する場合は、wwwなしの方が文字数を少なくできます。そのため、SNSなどでWEBサイトのシェアや引用をしてもらいやすくなるといえるでしょう。

wwwの有無は統一すべき!その理由とは?

URLのwwwの有無はどちらでも同じとお話ししてきましたが、それはWEBサイト全体でいずれかに統一されている場合に限ります。1つのWEBサイトにおいて、ページによってwwwのあり・なしが混在している状態は、SEO評価を下げる原因になるので注意が必要です。
1つのサイトにwwwのあるURLとないURLが含まれていると、検索エンジンのクローラーがWEBサイトを訪問した際、それぞれを別サイトであると誤認する原因になります。その結果、wwwの有無で評価が分散され、本来の評価が得られないことになります。
また、wwwのあり・なしで重複してページが作られていると、重複コンテンツとしてペナルティを課せられる原因にもなりかねません。

そのため、これからWEBサイトを制作する場合は、wwwのあり・なしをどちらかに定めて、全体を統一させるように注意しましょう。
また、既にWEB制作が進んでいて、既存URLにwwwのあり・なしが混在している場合は、速やかにどちらかに統一することをおすすめします。
wwwのあり・なしを統一する具体的な方法については、次の見出しで解説します。

wwwのあり・なしを統一する方法

ここでは、wwwのあり・なしを統一する代表的な方法を3種類ご紹介します。
既存のWEBサイトでwwwの有無が混在している方は、これらを参考にどちらかに統一するようにしましょう。

方法①:301リダイレクト

301リダイレクトとは、あるページへのアクセスを永続的に他のページに転送させる措置です。似たものに302リダイレクトがありますが、こちらは一時的な転送措置なので、今回のケースでは301リダイレクトの方が適切だといえます。
301リダイレクトは、Googleなどの検索エンジンが推奨している方法でもあるので、迷った場合はまず試してみると良いでしょう。
弊社CREED BANKのURLを例にすると、以下のような記述をしたうえで「.htaccessファイル」を作成し、サーバーにアップロードすればOKです。
アップロード後は、リダイレクトが正しく行われているか確認しましょう。

【wwwなしからwwwありに統一】
RewriteEngine on
RewriteCond %{ HTTP_HOST} ^creedbank-design.com/
RewriteRule ^(.*)$www.creedbank-design.com/ /$1 [L,R=301]

【wwwありからwwwなしに統一】
RewriteEngine on
RewriteCond %{ HTTP_HOST} ^www.creedbank-design.com/
RewriteRule ^(.*)$creedbank-design.com/ /$1 [L,R=301]

canonicalタグ

canonicalタグとは、優先してほしい正規URLを検索エンジンに知らせるためのHTMLタグです。
WEBサイトのタグ内に、canonicalタグを入力すれば設定できます。弊社CREED BANKのURLを例にすると、以下のような記述になります。

【wwwなしからwwwありに統一】

【wwwありからwwwなしに統一】

また、WordPressなどのCMSを使用している場合は、プラグインを使用して簡単に設定できる場合もあります。
仕様の問題などで301リダイレクトができない場合などは、canonicalタグを使ってみると良いでしょう。

方法③:Googleサーチコンソール

wwwのあり・なしは、Googleサーチコンソールを使って統一することも可能です。主な手順は以下の通りとなります。

1. Googleサーチコンソールにログイン
2. 管理画面の「プロパティを追加」でwwwあり・なし2つのサイトを登録
3. 登録したURLをクリックし、「サイトの設定」をクリック
4. 「使用するドメイン」から、wwwあり・なしの任意の方を選択して完了

ただし、Googleサーチコンソールでは細かな設定まではできないので、単体で設定するのではなく、前述した301リダイレクトやcanonicalタグと併せて使用すると良いでしょう。

まとめ

今回は、WEBサイトにおけるwwwのあり・なしの違いや、どちらかに統一すべき理由などについて、詳しく確認してきました。
wwwの有無自体はSEO評価などに影響を与えないため、どちらでも好きな方を選んで問題ありません。しかし、1つのWEBサイトでwwwの有無が混在していると、SEO評価が分散されるなどのデメリットに繋がるので、早急に統一することをおすすめします。

弊社CREED BANKでは、ホームページ制作サービスを実施しております。事前に入念なヒアリングをしたうえで、クライアント様の理想に合うホームページを作成いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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